薪ストーブ使用歴の長い人ほど、針葉樹の薪を好む傾向があるような気がします。
なぜなら玄人は薪の特性を理解し、薪の太さや、焚べるタイミング、様々な工夫を楽しみながら薪ストーブを使用しているからです。
薪の乾燥状態が良いのはもちろんのこと、どんな樹種でも上手に焚べれば、ストーブの温度を常に一定に保てます。
下手に焚べれば温度が上昇しすぎてストーブ本体が歪んだり、故障の原因にも繋がります。
私はいろんな薪を焚きます。ほとんどが知り合いに譲ってもらったり、昔から家にある使わなくなった稲杭を焚べてます。
ストーブの焚き付けは必ず針葉樹を使用しています。
焚き付けだけではなく、しっかりと乾燥していれば太割りの針葉樹(スギ、ヒノキ、マツなど)で一日を過ごす事もあります。
もちろん広葉樹よりも熱量はないので、広葉樹よりも部屋は暖かくなることはありませんが、特別寒くない限りは針葉樹だけで十分です。
とにかく温度調節が楽になります。広葉樹も細割りを作っておけば素早く炉内の温度を上げることができますが、針葉樹には敵いません。
しばらく薪を焚べないでおくとストーブの炉内温度は下がってしまいます。その時に広葉樹を焚べてもなかなか温度が上昇しません。最初に針葉樹で温度を上げてから広葉樹で火力を安定させます。
こんな事ができるから針葉樹は素晴らしいのです。
「薪ストーブに針葉樹はだめだ」
なんてもう言わせません。たくさん焚いてエネルギーを循環させていきましょう!
About1993年生まれ宮城県北部在住
焚火や薪ストーブが好きなので、主に薪暮らしのブログを発信しています。
HACHI
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