薪火と暮らしのエッセイ

薪ボイラーで合板や集成材、新聞紙や段ボールなどを焚いた結果が酷かった件について

 

現在はもう使用していませんが、5年程前までは我が家では薪で風呂の湯を沸かしていました。

薪ボイラーは薪でタンクの中の水を沸かし、お湯にできる優れものです。

 

当時使用していた物はしっかりとした作りのもので、30万円ほどのボイラーでした。

煙突はシングルだったので、断熱効果は無く年に3回は煙突掃除をしていました。

 

しかし、煙突がシングルだった事だけが煙突掃除の回数を増やしたのではありません

 

 

新聞紙に杉っ葉を包み、段ボールや合板を重ね、燃える物はなんでも燃やしてしまおうという始末でした。

 

*結果、煙突からは灰が飛び交い煙道火災にもなりかけ、火事にならなかったことが幸いでしたが、今では恐ろしくこんなことはできません。

 

  • 新聞紙は舞い上がり煙突に付着したり、煙突から外に飛び近所迷惑に
  • 段ボールは火付きは良いが高温になりボイラー本体を痛める
  • 合板や集成材は接着剤が火力を増し一気にボイラーを高温にしてしまう

 

以上の物は全て人工物です。薪ボイラーはあくまでも薪を燃料にするもの。

代々受け継がれてきた方法は、法律的にも、倫理的にもタブーでした。

 

 

*あれから数年、私は今薪ストーブをこよなく愛しています。

 

 

もちろん合板も新聞紙も焚いていません。

新聞紙は舞い上がり角トップの網に絡まり、合板は火力が出過ぎるし不純物のガスを排出します。

焚火をしている方で合板を焚いたことがある方は存じ上げているとは思いますが、悪臭を放ちます。

 

天然素材のみにこだわった薪ストーブの暮らしは私を日々森に誘い、温かい気持ちにさせてくれています。

薪ボイラーもまた使ってみたいです。

もうあの様なことはしません。大切にします。

 

 

 

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