・寒い地域では薪を多く消費し
・暖かい地域では薪の消費は少ない
どちらのデータも参考にならないと思います。
ではどのくらい薪を集めたら良いのかといいますと、ご家庭によって量を決めるのが1番だと思います。
どこの地域でもその年によって寒さが違い、
薪の種類によっても燃焼時間が変わってきます。
針葉樹ではマツ類の火持ちがよく、
広葉樹ではナラや、ケヤキ、カシなどが薪の燃焼時間が長いです。
大きく分ければ、針葉樹より広葉樹の方が火持ちはいいです。
しかし、
「針葉樹は火持ちが悪いからダメだ」
「広葉樹をたくさん集めよう」
と言う考えはベストではないです。
「針葉樹で火力を上げよう!」
「樹種関係なくたくさん集めよう!」
と言う考え方の方が薪ストーブライフはずっと楽しくなると思います。
とにかく多くの薪を集める事が大切です。
量はご家庭によって全く違うので、
目安となる薪棚を設置するのがいいと思います。
設置した薪棚がいくつ空になるのか、
毎年使っていけば平均値が出てくると思います。
一年目はとにかく多くの薪を集める事だけ考えていれば大丈夫です。
薪棚を目安にせずに、車の荷台や、軽トラックの荷台を目安にするのもいいのかも知れません。
その場合は大量に載せずに、荷台に平積みにすると誤差もなくなります。
薪が足りなくなったら買いましょう!
無料の薪なんてありません。
今焚いている薪もあなたが苦労して作った薪です。
木を切り、玉を割り、運んで重ねて
その薪はあなたの財産です。
決して無料なわけありません。
その苦労をお金に換算すれば、薪を買うことができます。
薪屋の他には、森林組合や、ホームセンターで買うことができます。
一般的には、
・薪屋 ¥30000円
・森林組合 ¥10000〜20000円
・ホームセンター ¥15000円〜20000円
(乾燥薪 1立米あたり)
の価格帯となっております。
筆者は薪を買ったことはないので、薪屋の味を知りませんが、確実にいい薪だと思います。火持ちの良い薪は部屋がかなり暖かいです。
価格的におすすめなのが森林組合です。
原木や未乾燥薪だとかなり安く手に入るかもしれません!
薪ストーブをメインの暖房にするのか、サブの暖房にするのかによっても薪の消費量、使い方も変わってきます。
メインにする場合でも、サブの暖房としてエアコンや石油ストーブを活用できる環境を作っておくと、気楽でゆったりとした薪ストーブのある暮らしを送れると思います。
ちなみに筆者は宮城県の山間部に住んでいますが、主に針葉樹を焚いて、年間8〜10立米(焚き付けは含まない)消費しています。
HACHI