焚火と環境

【厳選】薪ストーブやキャンプでの焚火におすすめの薪の種類7選

 

 

薪ストーブではもちろんの事ですが、キャンプなどで一日を充実させてくれるのは間違いなく焚火です。一時期よりもキャンプブームは過ぎ去ったようにも感じますが、ブームをきっかけに焚火に魅了されている方は未だ数知れないと考えられます。

そこで、焚火にはどんな薪が適しているのかその薪の特徴をピックアップしていきたいと思います。
薪の種類を選ぶ事で、より焚火を楽しめるようになるので参考にしてみてください。

 

 

目次

スギ

科名  ヒノキ科[スギ科][スギ属]
    常緑針葉樹

比重  0.36

 

多くのユーザーに「杉は火持ちが悪くてだめだ」と言われていますが、火持ちを比べれば他の樹種よりも劣りますが、着火性の良さは薪の中でも随一です。着火性の良さで言えば杉の他にもヒノキやマツなどがありますが、針葉樹のほとんどが広葉樹に比べて火付きが良いです。
「もう少し火力が欲しい」という時に杉を焼べると大きな火柱が出来て焚火が盛り上がるので、豪快さを楽しめる薪と言えます。

 

 

コナラ

科名  ブナ科[コナラ属]
    落葉広葉樹

比重  0.74

 

「ナラ」と言われている薪はコナラの事を指しています。乾燥時に割れやねじれが生じる事から、建材や家具などには向いていないので主に薪として使用されています。コナラは火力が強く、火持ちもいいので薪としての人気が高く多くのユーザーに愛されている薪と言えます。もしばらくは熱を持っているので、薪火料理での使用がおすすめです。火持ちの良さは随一なので、長い夜を誰かと共に過ごす際にはコナラを選びましょう。

 

 

アカガシ

科名  ブナ科[コナラ属]
    常緑広葉樹

比重  1.00

 

非常なる硬さと重さを特徴としており、比重は1.00と日本の樹木では最高クラスです。しかし、カシ類(シラカシ、ウバメガシなど)は様々な道具の材料として流通しており、薪として販売している事は稀です。ごく稀にホームセンターで見かけることがあるのでその際はぜひ手に取って重さを確認してみてください。珍しい薪なのでストックしておくのもいいと思います。

 

 

ニセアカシア

科名  マメ科[ハリエンジュ属]
    落葉広葉樹

比重  0.80

 

あまり馴染みの無い樹木に思えますが、意外と私たちの周りに植えられている樹木です。街路や公園、法面などに植栽されています。
火持ちの良さはコナラに劣らず、薪材としての評価は非常に高いです。
腐れにくく頑丈、それでも割りやすい薪となっています。あまり薪として販売しているところを見かけませんが、あれば欲しい薪と言えます。

 

 

サクラ(ヤマザクラ)

科名  バラ科[サクラ属]
    落葉広葉樹

比重  0.75

 

焚いた時の香りがいい事から燻製のチップとして用いることが多いです。
火持ちは中程度というところですが、炎は落ち着いたゆらめきを楽しむことができ、直火料理でも食材を邪魔する匂いがつかないので薪としての汎用性は高いです。材としても固すぎず、加工しやすいので、キャンプの隙間時間にサクラの薪でスプーンなどを作ったりする楽しみ方もあります。

 

 

クヌギ

科名  ブナ科[コナラ属]
    落葉広葉樹

比重  0.77

 

コナラ同様に一級品の薪と言われています。火持ちも良いです。薪炭材にもされる事が多く、炭としての熱量は多く、外国産の炭とは別格になっています。一度火が回ればBBQの終わりまで足さなくてもいい程の火持ちの良さと言えます。

 

 

カラマツ

科名  マツ科[カラマツ属]
    落葉針葉樹

比重  0.49(天然)0.65(人工)

 

カラマツは天然と人工とでは比重が異なります。火持ちは針葉樹の中では最高クラスで、主力の薪としても活躍します。しかし、ヤニが多く火力が強すぎるために焚火料理には向いていないと考えられます。
薪作りにおいて乾燥時間が短く、早い時間で薪として使用できるため、薪ストーブユーザーからは重宝されています。
高い火力を欲している方にはもってこいの薪ですので、カラマツを使用すれば焚火が盛り上がる事でしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

 

数多くの樹種の中から、比較的わかりやすい樹種をピックアップしましたが他にもウメ、ケヤキ、シラカンバ、リンゴなど代表的な薪が沢山あります。

〝この場面では正解では無いけれど、違う場面では正解〟

 

であるのが薪なので、一概にどの薪を焚けば良いのかと聞かれても上手く答えられないのが現状です。
例えば、コナラを焚いて友人や恋人とゆったりしたい時もあれば、スギマツの力を借りて激しい炎を見たい時だってあるでしょう。その時、その場所での正解を薪は必ず知っているので、興味のある方はいろんな薪を焚いてみてください。

 

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