薪づくり

【梅雨と薪】本格的な梅雨入り前に薪に屋根をかけました

 

私の住む宮城県は例年通りですと6月中旬から梅雨入りをします。
長雨が続き、約一ヶ月の間じめじめとした天気と、時には土砂降りになります。

8年前の大雨は大災害となり、災害現場は300件を超えていたと思います。

もしも大雨で川や堀が氾濫し、敷地内が水浸しになることを考えて、十分に薪を地面から離してあげます
私は最低でも10㎝、高いと20㎝以上は地面から高さを確保します。

 

そして、薪には簡単な屋根をかけてあげます。

 

薪の屋根ハトメ付きブルーシート1.8×1.8

 

スイス積みの屋根はこのパターンが多いです。
しかし、ブルーシートは紫外線に弱く、一年経たずに穴が空いてしまいます。
今回かけたブルーシートの厚さは#3000ですが、それでも半年で穴が空いたことがあります。
できるならビニールハウスシートが耐久性が高いのでおすすめです。しかし、ハウスシートは費用が高いため、今回はブルーシートにしました。穴が空いたら取り替えようという軽い気持ちでやってます。

 

薪の屋根四方をロープで締めて、もう四方に薪をぶら下げています

 

ぶら下がる欅太いケヤキをぶら下げていますが、あくまでシートがたわまない様にするためです

 

薪の屋根を固定土台にしっかりとロープで固定しています

 

 

 

薪に屋根は必要なのか

 

 

薪に屋根をかけるべきかどうかは樹種によっても変わってくると考えます。
以前、ヒノキの薪を二年間雨晒しにしていました。二年経ったヒノキはとてもいい薪になっており、やはりヒノキは腐れないなぁと感心しました。

木は芯は腐りにくいですが、白太は腐りやすいです。
そして、サクラはとても水に弱く、長雨が続いた時にはカビやキノコが生えて真っ黒になり、養分は吸い取られ軽くなってしまいます。少しの雨なら問題ないですが、長雨には注意が必要です。

私が今回屋根をかけた薪にはサクラが多いです。
横殴りの雨で木口が濡れるくらいは問題ないので、上からの雨だけを防ぐことを意識しています。これは薪ストーブ屋さんの薪作りを参考にしています。

 

私が意識していることは、梅雨入り前までに出来るだけ薪を乾燥させることです。梅雨までは薪に屋根はかけません。やはり、風と太陽の力は偉大です。水に強い薪を作ってくれます。一度乾燥した薪は、水に強くなります。