薪ストーブを生活に取り入れる理由の一つとして
〝薪をタダで手に入れられたら暖房費かかる事ないなあ”
と考える方がいらっしゃるかと思います。
私は幼少期の頃から薪で沸かした風呂に入っていたので、薪は身近にありました。山林も所有しており、薪には困らないから薪ストーブのある暮らしをしようと考えた結果、今の暮らしがあります。
薪の集め方には様々な方法があります。
・自分で山から切り出す
・薪を買う
・人から頂く
目次
自分で山から切り出す
山を所有しているのであれば自分の身一つで原木を切り出してくる事が理想的です。チェーンソーでの伐採や、原木の運搬に注意をしなければ初心者には難しいので最初は経験者の指導が必要かと思います。林業を専門的に行う方でも常に安全管理には気をつけているので最善の注意が必要です。
薪を買う
薪の質にこだわりがあったり、薪棚を多く設置できない環境で暮らしている方は薪を購入しています。
薪を自分の手で作る方は必ず薪をストックするスペースを必要とされます。それも場合によっては来年度、再来年度分の薪をストックできる位の環境があると快適に作業することができます。なぜなら薪がたくさん手に入る年と、全く手に入れることができない年があるからです。
以上の事から、ストックスペースに限りがある方は薪を購入しています。
※土地を借りて薪をストックする場合もあるらしいです。
人から頂く
林業や製材所、植木屋さんなどの知り合いから譲って頂くことがあります。原木の状態や、伐採の時期などを気をつける事ができないのが欠点ですが、薪集めが大変な方には大変ありがたい事です。私もいつもお世話になっている製材所様からいらなくなった原木を頂くのですが、腐った状態でも譲っていただきます。薪は大量にあって困る事はないので、いつか訪れる「集められない年」のために集めておくのです。
しかし、原木をくれる方なんて知人にいないという方がほとんどだと思います。最初は自分から声をかけていくしか方法がないのです。
伐採現場を見たら声をかけたり、放置された原木の所有者に声をかけてみたり、SNSや地元掲示板等のインターネットで募集をしたり、最初は動き回るしかないです。少なくとも、頂けるのであれば感謝感激です。薪を集めていると周囲が認識し始めたらどんどん声がかかると思います。
・自分で山から切り出す
・人から頂く
これらは無料に思えて実は費用がかかります。
山から切り出す際にはチェーンソーのガソリンやオイル代がかかり、人から頂いても気持ちでお返しするのがマナーです。購入する価格の10%も費用はかかりませんが。
実質無料の薪はないのかもしれません。なおかつ薪というのは自然からの恵みです。そして薪を焚くという事は一生懸命作った時間を思い出すという事です。
「あ、これは、あの時の薪だ」
「〇〇さんからもらった薪だ」
想いが詰まった薪には思い出の付加価値があり、無料だとは考えられない私なのです。
HACHI